マイホームの意味~人間環境社会学の視点から~
私の恩師、帯刀治先生が今年の1月2日に急逝されました。
先生のゼミ出身者を中心に、帯刀先生の来し方・私たちの行く末をたどる会が発足し、オンラインでミーティングを重ねています。
前回のミーティングで、先生直筆の記録をある先輩がお持ちでした。
その1節に、「Man, Environment Relation studies」
という言葉がありました。訳すと人間環境関係論、のようなことでしょうか。ちょっと難しいですね。
私の先輩で、韓国の忠北大学で教鞭をとられている根本真嗣さんが解説をしてくれました。
マイホームという言葉がありますが、家族(familly)がいて、家(House)がある。けれどもそこに関係性が成り立たなければホーム( Home)ではない。
なるほど、重みのある言葉です。
先生は、その関係性を社会学的にきちんととらえる視点を持ちなさい、と常におっしゃっていたなあと。
組織の運営も同じですね、役員、会員、職員、さまざまな人がいても関係性が成り立たなければ継続は出来ません。
そして、SDGsも同様ですね。環境へのアプローチは、さまざまな関係性が重要です。我々が取り組まなければならないことがまだまだあると、今もこうして教えてくださっています。
帯刀先生の足跡をたどるプロジェクトは、来年5月ごろにDVDなどを制作する予定で進めています。ご関心のある方はお問合せください。