神山サテライトオフィス
四国88か所巡りの出発点、
徳島県にある、人口6300人の過疎の町。
名西郡神山町との出会いは、
Bokinchanの生みの親の一人、
トム・ヴィンセントさんからの、
「神山に行ってみない?」の一言でした。
NPOのコールセンターをスタートして1年が過ぎ、
大手のコールセンターと比較をすると、
とても効率が悪く、かといってお客様の業種を考えると、
サービスの単価も上げられない、
このままでは、サービスの質を維持するのが難しいな、
と経営課題に直面していたときでした。
トムさんから、あまり多くは聞かず、
とにかくトムさんがそういうのだから、見てみよう、
というのが本音でした。
地方に行くと、家賃や人件費が抑えられる、
感覚的にはそう感じたものの、
ソノリテの事業を成功させるために一番重要なのは人材。
それに、過疎地域にわけのわからない企業が突然入っていっても、
うまくその地域で仕事ができるか、心配もありました。
徳島県は、そして神山町は、そんな私の予想を大きく裏切ってくれました。
神山町を拠点にまちづくりをしているNPO「グリーンバレー」
理事長の大南さんは、私の要求を伝えると、
「まあ、とにかく来たらえんちゃう?」
とのこと。
サテライトオフィスを出したい企業を誘致するために、
徳島県の支援が充実していてびっくりしました。
そして、排他的ではなく、堅実に日々の仕事をこなしている神山町の人たちが、
「IT企業の人かい?よく来たね!」と
どこの店に行っても歓迎してくれます。
グリーンバレーが運営している「神山塾」には、
20代から40代までの若者たちが、ホームステイをしながら
6か月間、社会に出るための訓練をしています。
農業体験などをしながら、イベント企画や実務を経験していきます。
私が最初に訪ねたときも、神山塾生たちに
ソノリテの事業を説明させていただきました。
神山塾は、その後も継続していて、現在は第4期募集中。
神山塾を卒業し、そのまま神山に移住をする若者も少なくありません。
ソノリテで働きたいという塾生も少なからずいるようです。
そのほかにも、海外からアーティストを招待し、
町に滞在しながら創作活動を支援するアーティストインレジデンス。
森づくりや、アドプト・ア・ハイウェイなど、
20年近くも活動実績があるグリーンバレーのメンバーのみなさんのおかげで、
けして排他的ではないけど、誠実で心地いい、
サテライトオフィスの受け入れ方ができ上がっています。
私たち、ソノリテのバックオフィス業務は、
神山のみなさんと一緒に、丁寧できめ細かい事務代行を
リーズナブルに実現します。
子育てや農業と両立させながら、
神山町で働けることに誇りと喜びを感じて、
充実した日々をおくるソノリテのスタッフたちだからこそ、
みなさまの信頼にお応えできると、信じています。