ソノリテとつながる人々の集い@水戸

春の訪れを感じる陽気から一転、真冬のような気候となった3月3日。ソノリテ15周年記念事業の第1弾として、ソノリテとつながる人々の集い@水戸を開催しました。

私、江崎がNPOと出会うきっかけとなる「茨城NPOセンター・コモンズ」の前代表理事、斎藤義則先生(茨城大学人文学部名誉教授)に基調講演をお願いしました。参加者は、茨城大学やコモンズ関係者のみなさまに加え、オンラインで神戸や今治、韓国からも。なかには海外から日本に移住してNPOを立ち上げ、活動している方もいらっしゃいました。

斎藤先生のお話のテーマは「都市の農村化」。どういうこと?と思われる言葉かもしれませんが、ひとことでいうと「価値の転換」、つまり見方を変えて一様に都市のような便利さを求めるのではなく、そこにある豊かさ(資源や自然、食や農、環境など)に着目して行動してみよう、ということかな。

早稲田大学で都市計画を専攻された斎藤先生は、ご縁があって茨城大学に着任され、これまたご縁があって茨城NPOセンター・コモンズの代表理事を務められました。コモンズは茨城大学をはじめ、地域の産官学連携ができるのが大きな強み。斎藤先生の学術的な解説は決して理論だけでなく、実践的なNPOのこともとらえておられ、改めて学びになります。

ソノリテも株式会社として非営利セクターの活動をサポートしておりますが、あらためて社会のしくみや価値転換に着目していき、ニーズにこたえられるサービスを生み出せたらと感じました。

今回は水戸の周辺の方とお会いすることも目的のひとつ。ソノリテ創業時にサポートいただいた方にもお越しいただいて、懐かしいひとときでした。あいにくの雪模様となりましたが会場にてご参加いただいた皆さま、そしてオンラインでご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

15周年記念事業の第2弾は、オープンソノリテ会。4月6日開催です。詳しくはこちらから。

斎藤先生のご講演は、ショートバージョンになってしまったため、事前にインタビューにて「都市の農村化」のお話をうかがっております。後日動画配信いたしますのでお楽しみに。