近畿ろうきん「推しのNPOプロジェクト」〜地域の子ども・子育て支援の新しい仕組みづくり

NPOサミット2025 共感から共鳴へ-推しNPOとカタチにする社会貢献-
来る12月21日(日)のソノリテ主催 NPOサミット2025では、全国から集う13の非営利団体が自らの活動の魅力を発表するほか、さまざまな寄付のカタチを考えるきっかけになるストーリーのご紹介が盛りだくさんとなっています。
基調講演の和田毅さん(福岡ソフトバンクホークス 球団統括本部付アドバイザー)のお話に続く、ミニセッションでご紹介するのが、近畿労働金庫(以下、近畿ろうきん)さんの「推しのNPOプロジェクト」です。
近畿ろうきんが取り組む”推しのNPOプロジェクト”
きっかけは、今年9月に開催したソノリテ会のゲスト、山口郁子さん(一般社団法人全国労働金庫協会 政策調査部 事業創造ディレクター)からのご紹介でした。
打合せをしていた際に、NPOサミットのテーマを「推しNPOとカタチにする社会貢献」にしたことをお話ししたところ、「推しNPO」といえばろうきんでも今年「推しのNPOプロジェクト」というのを始めたところなんですよ、と教えていただきました。
なんと、それであればぜひともそのプロジェクトについてお話を聴きたいとお願いし、ご紹介いただいたのが、今回ご登壇いただく東中健悟さん(近畿労働金庫 営業推進部 地域共生推進室室長)です。
子ども・子育て支援の課題に向き合う、新しい応援の仕組み
推しのNPOプロジェクトは、子どもの貧困や孤立、不登校など、各地で深刻化する子ども・子育てに関する社会課題の解決を目指す取り組みになっています。
近畿にある全51のろうきんの営業店が、それぞれ地元で活動する非営利団体の中から「推しのNPO」を選定。地域の顧客や会員とともに、その活動を応援していくというものです。
ろうきんの原点 「誰のための金融機関か」
今回プロジェクトを理解するにあたっては、まず、近畿ろうきんさんの成り立ちから貫かれている「誰のための金融機関か」という問題意識を知るところからだと気付かされます。
戦後、大手金融機関が対企業融資に集中していたなかで、労働組合や生協の組合員がお金を出し合い、お金に困っている個人が安心して利用できる金融を立ち上げようとして設立されたのが「ろうきん」の生い立ちであり、全国にこの取り組みを広げようと運動してきた結果、現在では、近畿ろうきんをはじめ、ブロックごとに13のろうきんが全国にあるという歴史があります。
働く人たちが選ぶ「推しのNPO」という仕組み
その中で、各営業店と、労働組合から選ばれた推進委員で構成される「店推進委員会」というのがあるのだそうです。
「推しのNPOプロジェクト」は、営業店とのこの店推進委員会が、自分たちの地域で子ども・子育て支援活動を行うNPOの中から、目的や活動内容に共感できる「推しのNPO」を選出し、年に一度寄付を行うという仕組みになっています。
プロジェクトへの思いを、NPOサミットでご紹介
今回、東中さんから、プロジェクト立ち上げに込められた思い、プロジェクトに関わる皆さんの社会に対する視線について詳しくお話しいただく機会になると思います。とても楽しみです。ぜひ、多くの方に会場またはオンラインでご参加いただけるとうれしいです。
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