社会問題解決と複業家のパイオニア~中村龍太さん~
やさしいほうの世界をつくる人々、今回はソノリテのアドバイザーをお願いしている頼れるお兄さん、中村龍太さんをご紹介します。
龍太さんと最初にお会いしたのはマイクロソフト本社でのイベントだったと思います。「はじめまして、スパイです」と自己紹介をされ、すぐにピンときました。というのも、スパイと自ら名乗っている面白い人がいる、と神山町のサテライトオフィス関係者の間で話題になっていたのです。いまでこそ「副業」は一般的に認知され、前向きなイメージで受け止められているものの、当時はある会社に所属しながら同業他社に潜り込むなんて、まさにスパイ。龍太さんのように、大企業の、しかもかなり上のほうのポジションにありながら、同業他社の社員や役員になって、相乗効果を生み出しているなんて、かつては考えられなかったことです。龍太さんのお人柄だからこそ成功し、多くの方の目標になり得る働き方改革をされたんだと思っています。
※中村龍太さんの経歴はこちらをご覧ください。
中村龍太さんの著書『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』(ダイヤモンド社)が「日本マーケティング本 大賞2024」を受賞しました。日本マーケティング本大賞はマーケティング理論や実践の普及のため、1年間に日本で出版されたマーケティング書籍(翻訳本を除く)を対象に、日本マーケティング学会の会員が推奨する優れたマーケティング書籍として投票形式で選出するものなんだそうです。中村龍太さん、おめでとうございます!
その後、神山サテライトオフィス関連のイベントをきっかけに、いろいろサポートしていただくようになりました。サイボウズ本社のラウンジを使わせていただいてソノリテ会を開催したこともあります。
現在はBokinchan+ぼきんとんの経営計画のアドバイザーをお願いしています。
実は、毎年恒例になった三遊亭楽麻呂師匠の神山独演会も、龍太さんが楽麻呂さんに神山に一緒にいきませんか?と声をかけてくださったのがはじまりなんです。
龍太さんご自身は、エンジニアとして企業に勤めていたこともありますが、現在は農業法人と、ご自分の会社を経営、さらに地元千葉県内にあるフリースクールの法人化と運営をプロボノとして支えています。サイボウズのkintoneを活用して、災害時の被災地支援や、行政への提言、アドボカシーもされています。
龍太さんの尊敬するところは、とっても合理的で無駄なことは排除する、という面がある一方、NPOなどの活動の現場にも入っていって前例のないことでも必要ならば調べたり構築して形にしていくところ。立ち上がったばかりのほぼボランティア団体だったフリースクールが、法人化をして事業規模を拡大していく話をされるときは本当に楽しそうです。
リアリティのある計画をたてて推進する、自分でやりたいことならやれる方法を考える、うまくいかないならそのロジックを考えて問題解決ロジックを組み立てる。本当にいつもハッとする気づきをいただきます。
これからも龍太さんと一緒に、市民が行う市民のための活動をシステムの力でサポートできるよう、私たちも努力していきたいと思っています。
※ この写真とページトップの写真は、一緒にミャンマーの視察に行ったときのもの。ミャンマー祭りのボランティアにお嬢様と一緒に参加していただいたこともあります。
▼ ソノリテでは、Bokinchanと連携するNPO向けデータベースを、サイボウズのkintoneを使ってカスタマイズしたパッケージを提供しています。詳しくはこちら
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