支援と交流~NGO活動の魅力~ アフリカプロジェクトツアー参加レポート

2025年11月7日(金)~16日(日)まで、NPO法人ワールドランナーズ・ジャパン(WRJ)の支援国、タンザニアへプロジェクトツアーに参加させていただきました。

ワールドランナーズ・ジャパンはこんな団体です。

アフリカ、タンザニアは↓ここ。日本からは、ドーハで乗り継ぎ、およそ24時間でキリマンジャロ空港に到着です。初めてのアフリカにドキドキしながら久しぶりの海外への旅を楽しみました。

WRJは、地球上から慢性的飢餓を終わらせることと、日本に「走ることを通して貢献する」という新しい文化を創作し、根付かせ、拡大していくことを目的にしているNGOです。

ソノリテのクライアントであり、Bokinchanをはじめランニング大会の計測アプリの開発などもサポートしています。

2~3年に1度、支援国であるケニアやタンザニアを訪問し、奨学金がどのように使われているのか、その他の支援が使われた現場を確認すると同時に、現地で教育や行政にかかわっている方たちとの意見交換を行っています。そのプロジェクトツアーに参加させていただきました。

訪問した学校は2か所。

①ムリンガセカンダリースクール(奨学金支援)
②ハイヌセカンダリースクール(寄宿舎建設支援)

ムリンガセカンダリースクールはアルーシャという、タンザニア第三の経済都市にある公立の学校です。生徒さんは2500人に上るマンモス校でした。2015年より毎年2名ずつ選ばれた少女に奨学金を提供しています。

今年も、奨学生の方たちと直接交流をする時間をいただきました。一緒にワークショップをしたり、私はアクティビティチームとして、日本の文化に触れていただく企画として、和菓子(一口羊羹)と抹茶入り緑茶を提供したり、日本からご寄付でいただいた折り紙をつかって紙飛行機を一緒に折るワークを行いました。

紙飛行機に夢を描いて一緒に飛ばすときに、365日の紙飛行機を一緒に歌い、歌詞の意味を解説しました。

「その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが一番大切なんだ さあ心のままに 365日」という歌詞を歌うことで、彼女たちへのエールにしたかったからです。

羊羹と抹茶入り緑茶をトライしている様子。羊羹は食べたことが無かったようです。

Hosianaさん。WRJの奨学金4期生です。

厳しい環境に置かれながらも一生懸命に勉強に励み、「いつか自分も困難な状況に直面している子どもたちや家族を支援したい」と夢を描いてくれました。

WRJのアンバサダー、Sunny Lylaさんによるワークショップでは、学生さんも保護者の方も先生もみんなで輪になって踊ったり歌をうたいました。

水のタンクを支援したので、給水池へ水汲みに行く必要がなくなったそうです。

次に訪問したのは、ハイヌセカンダリースクールです。アルーシャから車で6時間ほどかかるブルという地域。WRJの現地のカウンターパートであるキーパーソン、スーレさんの出身地でもあります。途上国での地域開発には、人脈がとっても大事なことを思い出しました。地方に日本人が14名もツアーで訪れることは大変だったことと思いますが、安全にそして美味しい食事を用意して歓迎してくださいました。

ここでは、現地からの要請にお応えする形で寄宿舎の建設に寄付をしています。オープニングセレモニーに臨席させていただきました。建設費の一部は現地の有力者、行政からも出されていて、WRJの寄付がきちんと使われていることを確認しました。完成した寄宿舎。往復8キロにもわたる道のりを歩いて通っていた女子学生のための宿舎です。

セレモニーでは、WRJの共同代表矢崎さんをはじめ、ドナーとして歓迎を受けました。

地域の女性たちが歓迎のダンスを披露してくださいました。色があざやかです。

学生の皆さんも、ダンスと歌で歓迎。歌声がとってもきれいでした。みんな友達!

この地域の教育委員会のトップのバシリーサさん。途上国でも女性がキャリアを積んで頑張っています。

日本のボランティアの方の手作りの国旗のブローチをプレゼントさせていただきました。

セレモニーに先立って、近くにできたばかりだというティプリ(TIPRI)の吊り橋を見学にいったところ、近隣の子どもたちが歓迎してくれました。

今回のツアーでは、日本で活動に参加しているボランティアや寄付者を含めた14名のドナーツアー。事前に3回のオンラインミーティングでWRJのことやアフリカ、タンザニアのこと、訪問する学校のことなどを学び準備をしてきました。LINEグループでは、すでにツアーに参加したことのある方もいらしていろいろ情報交換ができました。初めてアフリカに行く方もいらっしゃって、いろいろ心配な面もあり、先輩方からの経験や過去の写真、資料をいただき安心してツアーに参加することが出来たと思います。

事前のLINEグループでのやり取りに、現地でお世話になる方たちにお土産を用意しようという話題が出ました。そのときに、お土産をもっていきたいという気持ち、アクティビティでお菓子などを持っていきたいという気持ちと、そのお金があるなら奨学金にしたほうが良いのではないか、という意見の方がいました。大事な論点です。結局、お金をかけすぎず、気持ちを届けることができました。

確かに、年間数万円でひとりの学生さんの奨学金が賄えます。でも、私たちが現地を訪問するということは、支援のお金を持っていくだけではない、友達になることがもっと大事なミッションだ、と私は思います。行ったこともない地球の反対側の国、日本に、彼らのことを考え、何か役にたちたいと考えている人がいることを知ってもらうことも、重要なことだと思うのです。それぞれが生き生きと成長し、いつか、世界に羽ばたく人材がタンザニアの奨学生から生まれることが、日本で活動をしているメンバーにとっても大きな宝物になります。それがNGO活動・国際交流の魅力だったなあ、とミャンマー支援の仕事をしていたころを思い出すことができました。

ケニア、タンザニアといえば、サファリが有名です。ツアーの最後に、タランギレ国立公園のサファリツアーを体験。2泊だけだったのですがライオンをはじめ、アフリカゾウ、シマウマ、ヌーやインパラなど、野生の動物たちの暮らしにシンクロする体験ができました。中でも、私はキリンの凛々しい姿にすっかり虜になりました。

WRJのメイさん、ぶちさん、しみのりさん、洋ちゃん。

現地でずっとドライバー兼通訳としてサポートしてくれたデュラさん、Sunny Lylaさん(左)ほかツアーメンバーの皆さま、WRJの矢崎共同代表、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。アフリカ、ちょっと遠いし旅費も結構かかりますが、また訪問したい場所のひとつになりました。

WRJは、帰国後、NPOサミット2025に発表団体として参加され、見事13団体中1位になりました。寄付金はまた次のアフリカ支援に役立てられることを確信しています。