親愛なるキン・モー・インさん
昨夜、衝撃的なニュースが入ってきました。
ソノリテ、そして私とミャンマーは、深いご縁があります。
とっても大切な、親しい友人がたくさんいます。
そのひとり、ミャンマーの旅行会社で、世界の子どもにワクチンを日本委員会の
視察ツアーをアレンジし、支援活動を支えてくださっているツアーマンダレー社の
日本セクションのマネージャ、キン・モー・インさんの突然の訃報です。
実は、私事ですが、12月28日に祖母が95歳で他界しました。
年末年始は、親戚が集まってゆっくりとお別れをすることができたので、
さびしくなるけど、祖母との思い出を振り返ったり、感謝する時間でした。
そこへ続けての訃報。信じられない。
昨年の3月、私はクライアントの寺子屋の事業でミャンマーを訪れる機会に恵まれ、
プライベートで1泊、バガンへの旅行をしたいとキンさんに相談したときに、
私もプライベートで一緒にいくわ、と言ってくれました。
その直後、乳がんがみつかり、緊急手術、バガンへ一緒にいくことが出来なくなったけれど、
空港ではいつもと変わらない笑顔で迎えてくれました。
大丈夫、心配いらない、といつも気丈に、私たちを気遣ってくれていました。
その前の年、旅行博に出展するために来日したときには、浅草観光を楽しみました。
スカイツリーでは、子どものようにはしゃいでいましたね。
JCVの15周年の記念誌に、キンさんはこのように寄稿してくれました。
「今まで生きてきて、人のために何か良いことを一回でもやったでしょうか?この質問を自分に投げかけたのは
私の国ミャンマーを2008年5月3日ナルギスサイクロンが襲った日でした。
・・・・・・(中略)
日本の皆様の心を集められるJCVの力にとても驚くと同時に、お手伝いしてチャイルドキットを袋詰めするとき、
私たちの気持ちはJCVと一つのファミリーになっている感じがしていました。・・・・・・・」
キンさんとは、ほんとうに家族のようにお付き合いをさせていただきました。そして、
私たちが気が付かないこと、忘れていたことをたくさん教えていただきました。
今度、来日したら温泉に一緒に行こう、と言っていた約束が果たせないまま。
これからも、ずっと家族だよね。ありがとう、キンさん。