オンライン募金を始める前に考えておきたいこと

ぼきんちゃん

 

寄付の仕組みを整えるのは第一歩にすぎない

ソノリテが提供するオンライン募金システム「Bokinchan」は、クレジットカードやコンビニ、ペイジーなど、多様な決済方法に対応しています。

NPOなどの団体が寄付を集めようと思ったときに、インフラ、つまり仕組みを整備することは基本の「き」、初めの一歩です。

でもーーーオンライン募金ができるようになったからといって、寄付が自動的に入ってくる…なんてことはないですよね?

クラウドファンディングでも、企画段階でつまづいたり、いざスタートしても寄付がなかなか集まらないという経験をされたことがある方もいるのではないかと思います。オンライン募金もそれと同じ。「仕組み」よりもまず大切なのは「企画」です。

オンライン募金スタートまでの7つのステップ

ソノリテでは、Bokinchan の導入までにおよそ8週間かかるとご案内しています。その理由は、単にシステムを整えるだけでなく、戦略的に「寄付を集める仕組み」を構築するために、多くの準備が必要だからです。

ここでは、オンライン募金を始めるまでの7つのステップを Bokinchan 導入を例にご紹介します。

(1)スタート時期と広報計画 WEBサイトなど現状の広報ツールの確認

最初に決めるべきなのは「いつから始めるか」。そこに向かって広報計画を立てます。

たとえばオンライン募金ができるようになったことをWEBやSNSで発信する、メルマガでお知らせする、イベントがあればチラシを配布するなど。とにかく広く知っていただくための準備をトータルで考えましょう。

(2)決済代行会社の審査をクリアする

次に大事なのが、決済代行会社の審査です。

ソノリテでは、設立当初から決済代行会社DGFTフィナンシャルテクノロジーと連携し、NPOでも安心してオンライン決済が利用できるよう、個別に審査をかけていただき、非営利団体向けの特別プランを用意していただいています。決済情報は高度なセキュリティを誇るveritrans4Gと接続されています。

審査には4週間から8週間がかかりますが、万が一の際もDGFTがしっかりサポートしてくれますし、何よりも日本最大級の決済サーバーを運営されているので安心・安全です。

(3)寄付の種類や個人情報の設計

受け付ける寄付の種類や、支払方法、フォームで収集する個人情報は何が必要かを考えます。

寄付の種類とは例えば、団体そのものへの寄付なのか、取り組んでいるプロジェクトを指定した寄付なのか。周年事業としての寄付のように、期限を設けて受け付けるケースもありますし、会費と寄付を一緒に払ってもらうことも検討できます。

銀行口座への振込の場合、振込先を掲載しているだけのサイトもありますが、クレジット決済と同じフォームで寄付を申し込んでいただくようにすると、データが取得できて領収書の発送やその後のコミュニケーションがスムーズになります。

寄付者にお礼のメールやメルマガを配信したい場合、希望を確認する項目も必要になります。

こんな内容を設計し、画面を構築していきます。

(4)寄付ページと自動返信メールの設計

Bokinchan の寄付ページには、団体のロゴマークやバナー、写真、イメージ画像を掲載することができます。

ランディングページを使う場合は、

  • 誰に向けて
  • どんな想いで
  • 何を支援してほしいか

じっくり考えて言語化し、設計します。

また、自動返信メールもカスタマイズが可能です。システムから自動で寄付を受け付けたことをお伝えるメールではありますが、団体からの感謝と思いを伝える大事な機会として、心のこもったお礼メールの文章を検討してみてください。

(5)テスト 本番前に徹底チェック

寄付ページが完成したらテストをします。ソノリテでもテストを行いますが、団体の方にも必ずテストをしていただきます。

どんな画面が表示されるのか、メールはどんな形で届くのかを確認していただき、ミスがあった場合、この時点で修正をしておかないと、団体の信用問題にも関わります。

(6)管理画面で寄付状況を確認できる体制づくり

テスト後に、管理画面にログインをして、どのようにデータがみられるか確認をしていただきます。管理画面ではリアルタイムで寄付の状況が把握できます。

寄付者と次に直接会ったときに「あの時はありがとうございました」と一言直接お礼を伝えることも重要なコミュニケーションです。

必ず責任者の方は寄付の状況を確認できるようにしてください。

また、WEBサイトから募金を集めるということは、広く不特定多数の方からの寄付を24時間受け付けられるようになるということ。お問い合わせも24時間入ってくる可能性があります。そのため、専従の職員をつけるとまではいかなくても、寄付の状況を定期的にチェックしたり、お問い合せにお応えできる担当者の配置は不可欠です。

(7)データの管理と活用までがオンライン募金

Bokinchan で受け付けた個人情報は、団体が責任をもって管理していただきます。kintone と連携した「ぼきんとん」を導入いただくと、ワンボタンでデータベースと連携でき、領収書の発行や会員管理もスムーズに行えます。また、実務の人的リソースが不足している場合は、一定時間ソノリテがサポートする「事務代行付プラン」もご用意しています。

 

「仕組み」だけでは寄付は集まらない

オンライン募金を導入するーーーただそれだけなのに、これだけのステップと時間が必要なことをご理解いただけましたでしょうか。

いずれも、NPOが広く活動を支援してもらうために、また、NPOの信頼性を担保するために、避けては通れないことばかりです。

「人もお金も足りないNPOがそこまでできないよ…」と思われる方もいるかもしれません。

でも、だからこそ、ソノリテはこれまでのノウハウと実務経験をもとに、導入コンサルティングや、事務代行付プランでNPOの皆さまの運営をサポートしてまいります。

事務局の基盤が整えば、よりいっそう本来の活動に専念できます。「ちゃんとNPOとして活動を開いていきたい」ーーーそうお考えになるなら、ぜひソノリテへご相談ください。

 

 

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