NPO法人まちの食農教育さんがSchool Food Forum2023を開催
こんにちは。ソノリテインターンの松田理沙です。
朝晩は随分と寒くなり、秋の深まりを感じる今日この頃です。皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、10/15・16の2日間にわたって、ソノリテのクライアントであるNPO法人まちの食農教育さまが主催する「School Food Forlum 2023」が徳島県神山町で開催されました。
本フォーラムは、様々な取り組みをしている社会的起業家をを交えたクロストークや、現場に足を運んで体験するフィールドワークなど、多くの要点が組み込まれた色濃いイベントでした。弊社代表の江崎も、クロストークのモデレーターとして登壇いたしました。
テーマは、「地域でつなぐ農と食」。農と食で地域循環を目指す取り組みを行っている神山町で、「学校の食(School Food)」を切り口として、山積する農と食の問題と向き合う時間となりました。
「食育」も中心のテーマの1つ。言葉はよく聞きますが、実際に何が行われていて、なぜ大切だと言われるのでしょうか。
”育てる~つくる~食べる~つなぐ”
「食」に関する一連の流れを、土を触りながら、自分の五感を駆使して学ぶことは食育の基本的な考え方です。本フォーラムではこのことを実践する数々の取り組みを知ることができました。これら一連の経験は、心の奥深い部分に作用し、個人の軸を形成し、しなやかで強い人間になることを支えるものだと確信しました。そしてその子どもたちが大人になった時に、自然の一部としての人間らしい生き方を模索する人になることができるのではないでしょうか。これは、自然を無限の資本として成長だけを追い求める社会の在り方に対しても、問題提起し、考え、対話できる人材を増やすことにも繋がると思いました。
また、今回は「学校の中の食」ということで、食育の対象は子どもたちでしたが、広義の食育では、その対象は大人も含まれます。私たち大人も決して他人事ではありません。今の子どもたちが大人になってからの未来、さらにはその子どもたちの子どもが暮らす未来のことまで考えることが出来れば最善ですが、それほどの時間軸の長さを皆が持ち合わせることは困難です。ではどうすればよいのか。答えは簡単には出ませんし、これからも考え続けなければいけない問いです。ただアプローチ方法としての「食育」は有効だと思います。食育は本来我々大人が一番学ばなければいけないことなのかもしれないと本フォーラムを通じて感じました。
町民はもちろん、県外からの参加者も多く集まり、「学校食(学校給食)」を通じて、教育に変化をもたらしたい。そして未来を世界を変えることができないか。そんな思いを会場で共有することができたのではないかと思います。大変有意義な時間であったことは間違いありません。参加者同士で共感した思いを長く続け、繋げていきたいです。
最後になりましたが、本フォーラムを企画・運営下さったNPO法人まちの食農教育を始めとする関係者の皆様、素晴らしい機会をご用意下さり誠にありがとうございました。
NPO法人まちの食農教育さんへのご支援はぜひこちらからお願いします!
▲フィールドワーク@まめのくぼ
▲会場の様子(Day1&Day2)