NPOもアウトソーシングを使おう!

アウトソーシングという言葉は、聞いたことがある方も多いと思います。

ウィキペディアによると、

従来は組織内部で行っていた、もしくは新規に必要なビジネスプロセスについて、それを独立した外部組織からサービスとして購入する契約である

簡単に言うと、外部委託、ということのようです。

さて、先日のこと、ソノリテがサテライトオフィスを出している徳島県の神山町では、IT関連企業やアーティスト、職業訓練として神山に滞在する塾生などたくさんの人材が集まって、さまざまな化学反応が起きています。スキルを持った方たちが集まって自主的に活動が始まり、まさにNPO的な動きが複数起こってきています。

コンプレックスという、シェアオフィススペースでは、暖炉を囲んでいろいろな人材が交われるようなスペースがあります。そこで、先日、親しくしているオランダから帰国したアーティストのSさん、ソノリテのパートナーSEのMさんとお話をしていたところ、彼らはそれぞれのスキルを用いて、地域の小中学校で出前授業をしたり、ファブボとして3Dプリンターやレーザーカッターをつかった工房をオープンにしていたり、ワークショップを開いたりと多様な活動がすでに始まっていました。もう、内容はしっかりとしたNPO活動ですね。

実は、そろそろNPOなどの組織を作る時期ではないかな、と考えていたそうです。ただ、心配だったのは、それぞれが自分自身の仕事をもっていて、活動自体はアイディアもあったり広報力もあって人を集めたりすることもできるのだけど、組織の運営までボランティアでするのは限界がある、そもそもNPOの立ち上げや運営はやったことがある人も少ないし、ということでした。

そんなときに、ソノリテを使ってください!

アーティストさんやSEさんが、事務や会計、法人の管理業務をすることは、できないわけではないことはわかります。難しいことでもありません。でも、学校で授業をしたり、ワークショップをしたりすることに、せっかくのみなさんの限られた時間とスキルは使っていただいたほうが効果的ではないですか?そして、信頼できるパートナーを増やしていって、役割分担をしていくことで、みなさんの力を集約して大きな動きができていく、そんな近い将来を夢見て、ワクワクする話をしました。

アウトソーシングというと、最初からお金がたくさん必要とか、そんな立派な組織じゃないのにとか、勉強すれば事務なんて誰でもできる、と思ったりするかもしれませんが、特にいくつもの仕事をもちながらボランティアで活動をするようなNPOという組織にこそ、必要な考え方ではないかな、と思います。また、アルバイトさんを雇えばいいという考えもあるかもしれませんが、人を採用するのも、なかなか大変です。またその人のライフスタイルによって、引っ越しや何らかの事情で辞めざるを得ないときが来たりして、継続できないとたちまち困る組織を多く見てきました。そんなときに、アウトソーシングという考え方を知っておいていただきたいと思います。

ソノリテは、非営利組織の運営を経験した代表とスタッフが、NPOの信頼を高められるよう、バックオフィス業務をサポートします。

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