ふくしま・いわきにて震災10年目

2011年3月11日14時46分

多くの方の記憶に深く刻まれている時間であると同時に、記憶は薄れていきふと立ち止まらないと過ぎてしまう。

3月8日(月)には、ソノリテ会オンラインにて震災10年を考える集いをし20名の方が参加してくださいました。

そして、3月11日、思い切ってTokyo 東京ボーダレスTVのきどたろおさんの主催する被災地ツアーに参加させていただきました。

参加メンバー、全員PCR検査を受けて。被災地にコロナを持ち込んではいけません。

まず、NPO法人渚の美術協会の本間理事長にご紹介をしていただき、私もイベントに参加させていただいたこともある

アクアマリンふくしまへ。副館長の古川さまにインタビューをさせていただきました。

被災直後、9割の生き物たちが死んでしまった。そこから7月の再開に向けて、みなさん明るく希望をもって頑張ったというお話が印象的でした。いまでは、被災当時よりも多くの種類の生き物がいるそうです。ぜひアクアマリンふくしまへ行ってみませんか?

写真は左が副館長の古川さん。真ん中と右はツアーに同行したemoさんと。

 

続いて、昨年オープンしたいわき震災伝承みらい館へ。

メッセージをしたためたキャンドルナイトイベント、そして震災ピアノによるコンサートが行われていました。

なんと、津波の被害に遭ったピアノを復元し、全国各地で、海外でも演奏会を行ってきていますが、ピアノの音も成長しているそうです。そのピアノを守っている調律師の遠藤さん、あれ、どこかで聞いたお名前。

JCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)でご一緒した普天間かおりさんのご縁で、カメラマンの三多さんも撮影に同行されていました。そうか、あのピアノがここにあるんですね。西村由紀江さんのコンサートも素晴らしかったです。

遠藤さんを直撃、お話伺ってきました。

     

 

ランチに立ち寄った、ご飯カフェ91では郷土料理のポーポーをいただきました。

さんまを美味しくたくさん食べてほしいと店主の遠藤玲子さんのお話も伺い、みんな前を向いてがんばっておられることを実感しました。私はポーポーガパオライス、めちゃくちゃ美味しかったです。

 

今回のツアーの感想は、被災地、って言われるのはもうやめてほしい、日常を取り戻して前を向いて歩きだしてるんだよ。

そんな声が聞こえてくるような、いわきの人々との出会いでした。

楽観できるような状況ばかりではないと想像できます、でも、確実に前を向いて歩いています。コロナももちろん心配ですが、

「来てくれて嬉しかった。また来てください」と言われ感動。

震災、そして被災地に少しだけ想いを寄せて、これからも私たちにできることを。

視察ツアーの様子は、動画に編集し東京ボーダレスTVにてご紹介予定です。公開までお楽しみにお待ちください。

ツアー同行メンバーのみなさん、ありがとうございました。

きどたろおさん、チェリスQさん(着ぐるみ)、emoさん、草野宏之さん、伊沢充さん