市民活動と水戸学

ソノリテの設立時、会長である帯刀(たてわき)先生にいただいた言葉があります。

衆志をあつめ、群力を宣べ~~~

水戸学の一説です。

広く、人々の思いや力を集めて、心を合わせて事業を成し遂げる、そういう組織になってほしいという願いからいただいた言葉です。

読み方によれば、市民活動の基本的な概念にも通じるような気がします。

正直なところ、私は水戸学について正確に学んだり文献を読んではおりませんので、水戸学がなんなのか、ということについては良くわかりません。

そこであくまでもこの一節についてのみの考察ということで、勝手な推察をしてみました。

私たちが日々の活動の中で、またはNPO活動をコンサルティングする際に基本的な立ち位置としてお話させていただくのが以下のポイントです。

1、一部の人が決めるのではなく、当事者の話を聞いて、必要とされていることを成し遂げる

2、当事者、関係者の話を聞くときに、肩書や権力、つまり声の大きな人の言葉だけをうのみにするのではなく、同じようにかかわっている人の声を平等に聞こうとする

3、物事を決めるにあたって、多数決ではなく、しかし声の大きな人の意見ばかりが通ってしまう状況もなるべく避け、かかわる人が納得できる結論を導く

これが、私なりに水戸学の一節「衆志をあつめ、群力を宣べ~~~」から受け取っている思想です。

そして水戸学に書かれているのかどうか不明ですが、以下も基本的な考え方です。

4、得意なことを生かしてかかわる、いろいろな特技がある人が集まることによって、大きなことを成し遂げられる

5、立場の違う人も、それぞれの違いを認め合い、対話をし、一定のルールに基づいて一緒に行動することで新しいことが生まれる

これらが、ソノリテが考える市民活動の基本的な考え方です。

幕末の志士がちが、同じようなことを考えていたとしたら、すごいな~と思いませんか?

ちなみに、水戸学について検索してみると、尊王攘夷を唱え明治維新につながる政治運動の柱となるような学問だったと書かれているものもあります。

市民活動も、反政府運動、と混同されることもありますが、反政府運動ではなく、正規のルートで政策提言をしたり、法律をつくったりすることにつながる場合もあります。

市民活動と政治についても、別の会で考えていきたいと思います。